視点を変える
以前の話ですが、私はうつ病に悩まされていた時期にカウンセリングを受けていました。数回のセッションを重ねるうちに、悩みが少しずつ軽減し、自己認識が向上していくのを感じました。
自分の思考パターンについて気付くたびに、次のような過程を辿っていました。
- 「これも改善すべきだな」と自分を評価する。
- 「これがまだ改善されていないのは、自己努力が足りないせいか?」と焦る。
- 「うまくいかないのは、私が何かおかしいからなのか?」と不安になる。
- 「私は何も変われていない」と自己評価が低下する。
このように、自己評価が負の方向に向かい、自己嫌悪に陥りかけていました。
ある時、自分の視点を変えて「本当に何も変われていないのか?」という疑問をもち考えてみることにしました。すると、次のようなことに気付きました。
- 自己変革の過程で、実際に自分が変化していた。
- 新しいスキルや能力が身についていた。
- 過去の自分に比べて、ある分野で改善が見られた。
このように、変化に焦点を当てることで、焦りや自責の念が軽減されました。自分ができることに目を向けることで、自己評価が改善されることに気付きました。
変化や成長を追求する過程で、時折「全く変わっていない」と感じることがあるかもしれません。しかし、視点を変えて、自分ができるようになったことや他の変化に目を向けると良いかもしれませんね☻